幼少期のつまらないコダワリ

子供の頃って、色んなこと気にしてましたよね。学校でnumber two💩しないとか。大人になってしまえばアホらしいことこの上ないのですが、子供の頃は真剣そのもの。トイレでうんちした事がバレたらこの世の終わり、学校で居場所がない的に受け止めていたわけです(笑) あの時の感情をもう二度と感じられないというのは寂しい限りですね。大人になって🚻行くのを我慢するのと子供の時に教室でトイレ我慢してるのとでは、我慢する事実は同じですが、気持ち的には全くの別物。脳みそなんて究極的には電気信号なんだから、どうにかして感情をセーブできるようにならないものでしょうか? いつでもバックアップから当時の感情を呼び戻せたら面白そうじゃない?(笑)

幼少期の親の呼び方

閑話休題。そんな思春期、どんな子供でも必ず気にした事の一つが「親をどう呼ぶか」です。これは古今東西究極のテーマ。ママ派だった人は特に、いつ「お母さん」にするのか? あとは、人前か否かでどう使い分けるのか? 友達の前でさすがに「ママ」は恥ずかしいし格好つかないのです(笑) あの時苦しんだ気持ちは、もう既にどこか遠くに行ってしまいました。もしかすると、この辺は男の子と女の子でだいぶ違うかも知れませんね。

海外での親の呼び方

さて一方、海外ドラマを見ていると、向こうの標準の呼び方は、小さい頃は「mommy, daddy」で大きくなると「mom, dad」みたいです。となると、日本同様、呼び方がmommyからmomになる時期があるわけで、何歳くらいで切り替えるもんなんでしょう? その葛藤を扱った海外ドラマや実際のシーンがあったら見てみたいんですけど・・・自分はまだ見たことがありませんね。

なお、mommy、mom以外にも「ma」という短い呼びかけもたまに使うキャラが出てきますよね。『ビッグバン★セオリー』のハワードなんかがそう。

ハワード: Hey, Ma, can I have lamb stew for dinner?
『ビッグバン★セオリー』で、ハワードは母親のことを「Ma」と呼ぶ
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

父親には「pop」と呼びかけるのもたまに聞きます。しかし、「ma」の対になるであろう「da」は聞いたことないですね。duhならしょっちゅう聞きますけど(笑)

一応、イギリス英語っぽいので、自分が主に見るアメドラでは出てこないだけかもしれません。

da

(アイルランド、スコットランド、イギリス北部)父親

(Ireland, Scotland, Northern England) Father.

日本語「パパ、ママ」と英語「papa, mama」

ところで、日本だと「パパ、ママ」なのに、アメリカで「papa, mama」が主流で使われないというのは面白いですよね。これらを使うキャラで思い出せるのは、『ストレンジャー・シングス』の超能力使う女の子と『マーベラス・ミセス・メイゼル』のメイゼルくらい。

Good morning, Papa.
『マーベラス・ミセス・メイゼル』で、ミッジは父親のことを「papa(パパ)」と呼ぶ
The Marvelous Mrs. Maisel [Credit: Amazon Prime Video]

だから、米国人って「パパ・ママ」を使わないなーと思っていたんですけど、一つ使うパターンを見つけました。それが、記事タイトルの「mama bear」。そう、クマに例える時は「ママ」を使うんです。mommy bearではなく。

海外ドラマでの「Mama Bear」

海外番組で使われるシーンを見てみると・・・

ビッグ・リトル・ライズ

以下のシーンは、奥さん同士の挨拶で、相手のことを「ママベアー」で呼びかけます。

Hey, mama bear.
『ビッグ・リトル・ライズ』で、
Big Little Lies [Credit: HBO]

ジ・オフィス

『ジ・オフィス』では、3人が家族みたいに見えるのをPapa Bear, Mama Bear, Baby Bearで例えてます。ここのthingは「〜ってやつ」の意味

a Papa Bear, Mama Bear, Baby Bear thing.

The Office(US)

Mama Bearが「熊」である理由

さて、ここで気になってくるのは・・・

なぜに、クマ🐻?

他の動物でもよさそうじゃない?

これが、Urban Dictionaryによると、

mama bear

抱きしめたくなり愛らしいが、子供を守る必要があると獰猛になる母熊。

a mom who can be cuddly and lovable but also has a ferocious side when it’s necessary to protect her cubs.

Wiktionaryでは

mama bear

  1. (非公式)一人以上の子供を育てている雌の熊。
  2. (更に言えば、スラング)子供に対し過保護な女性、特に母親。
  1. (informal) A female bear currently rearing one or more cubs.
  2. (by extension, slang) A woman, especially a mother, who is extremely protective of a child or children.

つまり、クマが我が子のためなら残忍になる傾向からなんですって。確かに、小熊にちょっかい出して、母熊に追いかけ回されたとか聞いたことある気が。クマだって我が子を守ろうと必死。そこからママベアー。なるほど納得です。mama bearにはスラング的にで過保護なニュアンスが含まれているってことか。

最近のニュースから

しかし大変残念なことに、そんな母熊の気持ちを踏みにじる事件が発生しました。数日前のニュースです。アラスカ在住の親子が母熊と二匹の小熊を無闇に殺生したのです。しかも、巣で寝ているところ襲うというハンターの風上にもおけないもの。そのクマの巣がちょうど学術的研究調査の対象になっていて、木の上にカメラが設置されていたため犯行がばっちし映っていて、今回御用となったのでした。今見ると、YouTubeの動画は200万回再生されていますね。コメ欄も非難一色。息を引き取る間際のmama bearの無念さを思うと、本当に悲しくなります。それでは〜