「101」の101

英語で「101」は、大学で最初に受ける基礎コースの授業番号から「初級講座、入門コース」を意味します。発音はワン・オー・ワンですね。よく使われるパターンは、何かを説明する時に「○○ 101」とするなど。

例えば、営業所に新人が配属されて、先輩が

営業 101お客様は神さま

とかいうのが典型的パターン。「お客様は神さま」が営業として最初に学ぶことってこと。

これは実際の使われ方を見れば分かりますので、海外ドラマの例で見ていきましょう。

ビッグバン★セオリー

一緒に両親の元へ行く約束を反故にし、週末オンラインゲームに興じるシェルドンに彼女のエイミーは不満。ペニーは「Girlfriend 101」としてエイミーにアドバイスを授けます。

エイミー: How do I get him to treat me better?
ペニー: All right, let me give you a little Girlfriend 101.
『ビッグバン★セオリー』で、ペニーはガールフレンドの初級講座をエイミーに授ける
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

GLOW

サムはプロレスのリングパフォーマンスで結婚式を演出しようとします。その際、誰かが父親役をして花嫁のベールを上げる必要があると説きます。これが「結婚 101」なんだそうです(笑) ここの句動詞「give away」は「(花婿に)花嫁を引き渡す」というかなりレアな意味でした。

サム: Someone’s got to give her away.
ルース: Why?
サム: Lift the veil. This is weddings 101.
『GLOW』で、サムはリングパフォーマンスで結婚式を演出する
GLOW [Credit: Netflix]

メンタリスト

聞き込みで容疑者が働く店に訪れると、既に解雇済み。店長は「Management 101」と言って、問題あればすぐ解雇の方針のようです。なお、ここのassはselfの意味ですね。お尻を解雇したのではありません(笑)

I fired his twisted ass. I mean, that’s Management 101, you know? No fistfights.
『メンタリスト』で、容疑者を解雇した店長
The Mentalist [Credit: CBS]

SUITS/スーツ

『SUITS/スーツ』では、ハーヴィーがライバル弁護士に一杯食らわせようとしたのを相手に見抜かれた場面。steal my thunderで「出し抜こうとしたな」と言う相手に、「ビジネススクール 101」とはハーヴィー。相手の弱点を突くのですね。

ライバル: Trying to steal my thunder, Harvey?
ハーヴィー: Business School 101.
『SUITS/スーツ』で、ハーヴィーはライバル弁護士に一杯食わせる
Suits [Credit: USA Network]

最後に

結局「101」はABCなんかと同じ意味「基礎、いろは」ですね。「○○ 101」と最後に付く語法です。

日本に来た外国人に何か説明する時に、「の使い方 101」や「京都 101」などで使えそうです。私のこのブログは、さしずめ「海外ドラマで英語学習 101」と言ったところかな?(笑) それでは〜


420になると・・・?↓