いつ海外ドラマが撮影されたのか時代を感じさせてくれるもの
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新型コロナのマスク記事
これまでコロナウィルスによって議論噴出したマスク記事を数本書いてきました。
それがどうでしょう。現在5月時点で、いつの間にやら、欧米でもみーんな普通にマスクするようになってるじゃないですか! 品薄だから、手作りしてまでマスクしてます。しかも、場所によっては法的に強制されて、違反すると罰則があるところもあるんですから、ここ数ヶ月での世相の様変わりようは半端ないですね。
redditのスレでの面白い議論
さて先日、そんなことを話しているredditのスレがあったのですが(リンク失念)、その中で面白いことが語られていました。このマスク着用が欧米でこの先も定着するならば、映画や海外ドラマの中にそれが反映されるだろうと。すると、 映像を見るだけで、その番組が2020年以前に撮影されたのか、2020年以降に撮影されたのかが分かるようになると言うんです!
そのredditのコメント氏は「○○と同じように」と、他の同様の事例を挙げて語っていたんですけど、それが非常に納得できるものだったので、実際のシーンとともに以下紹介します。
空港のセキュリティ
アメリカ同時多発テロ事件(911)以降、空港のセキュリティは大幅に強化されましたよね。自分も当時空港に行ったら、駅降りたところから検査するゲートができていて驚いた記憶があります。当然、911の当事者アメリカにおいてもそれは同じ。実際、事件の2ヶ月後には連邦政府直轄の公共交通機関の安全性を保つ専門機関TSA(運輸保安庁)ができたほどです。だから、映画等に登場する空港のセキュリティを見れば、それが2001年9月以前に撮られたかどうかが分かるんですね。
なお、911と言えば、シットコム『フレンズ』のデリートシーンが超有名です。2001年9月11日のすぐ後に放映予定だったエピソードに、空港のセキュリティをネタにするシーンがあったのですから、偶然の一致とは恐ろしいもの。チャンドラーが「ハイジャック」とか「爆弾」とか言ってしまい事務所に連れて行かれます。今なら逮捕までありそうだから、こんな洒落絶対言えませんね。なお、TSAができる前は民間のセキュリティ会社が空港のセキュリティを請け負っていたので、『フレンズ』のこのシーンのガードは民間ですね。
電話の進化
電話も大幅に進化したデバイスの一種ですね。昔ながらの固定電話から、途中懐中電灯くらいの大きさの移動電話があって、今やスマホですからね。これは、テレビやパソコンにも同じことが言えますね。昔の奥行きがあるモニターから今やかなりスリム化してますので。
以下は『奥さまは魔女』の一場面。懐かしい黒電話で話すサマンサです。
同性愛者への偏見
同性愛者への社会の目も大幅に変わりました。昔は番組に登場する機会すらまれだったし、登場したとしても社会の除け者的な扱いだったわけです。だから、Coming out of the closetなんてイディオムができたわけですね。
ところが今や、ドラマの中に一人は同性愛者のキャラがいるくらいになってますから(PC関連)、社会の寛容度の変化はすごい。だから、同性愛者の露出度で撮影時期が今か昔か分かるってのはその通りだと思います。
例えば『クィア・アイ』なんて、昔は絶対放送できなかったでしょうしね(笑)
喫煙できる場所
redditコメント氏が最後に挙げたのが喫煙でした。こちらも昔の映像を見ると、「え?そこで吸うのか?!」という場面が結構ありますよね。今の常識ではありえない感じ。
そんなシーンですぐ思い出したのが、『THIS IS US 36歳、これから』の次のシーン。新生児室の前で赤ちゃんを見守るジャックと男。そして、男が煙草を吸い始めるんですよね、病院の中で。今の視点からはちょっと驚きですが、このシーンはフラッシュバックなので、時代背景を反映させているだけですね。こんな感じで、社会的許容度の変化を逆手に取って視聴者に時代を感じさせるパターンもありますね。
最後に
これはほんの一例だと思います。これ以外にもテクノロジーやファッションなんかで時代が分かるというのはあるはずですからね。 上で述べたように、海外ドラマのフラッシュバックシーンでは、時代を感じさせるものを出したりするので、注目すると面白い発見があるかもしれませんね。
それでは、また〜
マウスに話しかける人々も時代を感じるw↓
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