大混乱の元、返答「Me Too」と「You Too」の違いを例で説明
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「Me too」は分かるけど、「You too」??
英語を勉強し始めた時って、「me too」って表現はなんとなく知ってるわけです。そして、それしか無いと思ってます。ですから、いきなり「you too」ってのが会話の中で出てくると、最初は相当混乱しますよね。自分も最初は頭の中?マークで埋め尽くされました。
ジュニア: You too.
実際、海外ドラマを見ていても、「me too」となると思ったところが「you too」だったりすることも多数。英会話で使うときでも結局よく分からないので、相手に同意する時は使わないか、全部「me too」になってしまいがちです。
そこで今回はそんな混乱に終止符を打つべく、異質に感じる方である「you too」になるシーンを実際の海外ドラマの会話から数多く集めて、どんな時に「you too」になるのか、そのパターンを見てみたいと思います。「you too」になる条件をマスターすれば、それ以外は「me too」でOKということですからね(?!)
ジョーイ: Me too.
それでは行ってみましょう。英語字幕の検索条件は、二者以上による会話で、最初の話者への返答が「you too」になるものを拾っています。
相手の気遣いに対する「You too」(あなたもね)
まず最初は、相手を気遣う言葉への返答の「you too」。 上で例に出した『ブレイキング・バッド』のパターンです。最初に投げかけられるセリフは、全て思いやりが感じられますね。それに対する返答の「you too」ですから、「あなたも」ってこと。この「you too」はあまり混乱しないのではないでしょうか。
-Chloe, really good work today.
-You too.
-Good luck today.
-You, too.
-Congratulations.
-You too.
-Godspeed, Mr. Allen.
-You too.
-You get some sleep.
-You too.
-You look real pretty.
-Thanks, Mom. You too.
-Go to sleep, Mom.
-You, too.
-Andrea. Be careful.
-You, too.
-You folks have a good night.
-You too.
-Please just keep your head down.
-You too.
シェルドン: Sleep well, my friend.
女友達: You too.出会いの挨拶での「You too」(こちらこそ)
はい、これが混乱の原因・元凶こと、出会いの挨拶での「You too」です。出会った時の挨拶に対する「you too」ですので、日本語だと「こちらこそ」という訳がピッタシですね。でも、日本語の「こちら」は「me」なので混乱するというわけです。
更に、全ての挨拶文が本質的には「you」で終了していることも分かるかと思います。そのため、この場合の「you too」は、(Nice to meet) you, too. という感じの省略になっているという説明がよくされます。
-Nice to meet you.
-You, too.
-It was nice to meet you.
-You too.
-Okay. Well, it was really… It was really nice seeing you.
-You, too.
-It’s been nice knowing you.
-You too.
-Stanley, so good to see you.
-You, too.
-Pleasure meeting you, Inevitable Lawsuit Barry.
-You, too.
-But it was really good to see you.
-You too.
-It was nice to finally meet you.
-You too.
-Yeah. Great seeing you.
-You too.
-It’s a great pleasure to meet you, Charlotte.
-You, too.
レズリー: Nice meeting you.
ペニー: Yeah, you too.同じ感情を持っている場合の「Me too/You too」は微妙
この段落は読まなくても結構です。でも実は、今回ここが一番書きたかった箇所ですが・・・。
相手と同じ感情を持っている場合に「me too/you too」のどちらで答えるかは、海外の掲示板も見ても、ネイティブの中でも意見が分かれているみたいです。例えば「I love you.」に対する返答。基本は「I love you, too.」と全文を引用し、最後に「too」を付けるのが普通です。どうしても「me too/you too」を選択しなくてはならない場合は、「me too」を選ぶネイティブがかなり多いとか。それなのに、英語学習サイトの説明で、上で述べた出会いの挨拶のように最後がyouで終わってるからと言う理由で「you too」を正解としているところがありましたので、今回、海外ドラマの中ではどうなっているか頑張って調べてみました。動詞はlike, love, missを選び「I ○○ you.」に対する返答が「me too/you too」になっているものを検索。結果は、以下の通り。
-I like you.
-Me, too.
-I love you.
-I know you do. Me too.
-I miss you.
-Yeah, me too.
-I miss you, baby.
-Yeah, me too.
-I miss you.
-Me too.
と海外掲示板の説明通りの結果になりました。結局「you too」のパターンは見つけられず。ただし、99.9%以上は「I love you, too」と全文を繰り返し最後に「too」を付けるパターンでした。そういうわけで、たったこれしか例を見つけられなかったとも言えます。いずれにせよ、ネイティブでない我々は、相手と同じ感情を持つことを伝える場合には、「you too」はもちろんのこと、単独「me too」も避けたほうが良さそうですね。「全文繰り返し+too」です。
ペニー:I missed you so much.
レナード: I missed you too.最後に
今回は「me too」と「you too」の使い分けを、「you too」の例をたくさん挙げてパターンを見ることで確認してみました。その結果、出会いの挨拶「お会い出来て光栄です」「こちらこそ(you too)」系が混乱の元凶のようです。従って、これさえ把握してしまえば、怖いところは無いのではと思います。ついでに、同じ感情を持っている場合の使い分けも調べて、出現頻度は「me too」に軍配が上がる結果となったわけですが、そんなことは忘れて、全文繰り返し+「too」が無難という感じですね。それでは〜
me threeというおかしな言い方↓
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